便利さを |
「介護・福祉システム」や「教育システム」をはじめとする,日常生活を便利にする技術を研究しています.
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筆あとの動作プロセスを使用した習字教育支援システムの研究を行っています.これまでの習字教育では,筆あとの動作プロセスの教示が困難でした.我々は特殊なカメラシステムであるHorizon View Cameraを用いることで,紙面と接地している筆先の形を検出可能としました.視覚化された筆あとの動作プロセスを,教示するうえでの指標とするシステムの構築を行っています.さらに筆あとの動作プロセスを考慮することで,習字の先生の視点で書かれた文字を評価するシステムを提案しています.
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高齢化に伴い,在宅介護など各家庭における介護面での負担が年々増加してきています.そこで寝たきりの方や幼児を対象として,喀血やベッドからの落下,危険物の存在などを画像処理によって検出し,介護者の携帯電話に連絡するという「安心お出かけシステム」を構築しています.また,連絡を受けた後の対応として携帯電話からの家電製品や自律移動型ロボットの制御も行っています.
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近年,高齢化社会が進み,介護負担の増加が問題になっています.そこで私たちは高齢者が寝たままの状態で簡単なジェスチャーを行うことで,要介護者自身で家電製品を扱えるシステムの構築をしました.本システムでは,天井にとりつけられたカメラより人物画像を取得しジェスチャーを認識します.その結果により要介護者のまわりの家電製品を制御します.
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これは利用者の顔画像と本の表紙画像を用いて本の貸出・返却を管理できるシステムです.本を識別するためのIDシールや利用者に発行するIDカードを必要とせず,貸出・返却のために管理者を常時置く必要はありません.本システムは,コンピュータ,顔画像を撮影するカメラ,本の表紙画像を得るイメージスキャナで構成されています.インターフェースにはWebブラウザを用いており誰でも簡単に貸出・返却ができます.
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小型カメラを指先に付けて文字認識を行うことを目指しています.カメラを指先に付けると,角度,距離感などの把握が容易に行えるため,同じく小型である携帯電話のカメラなどよりも扱いやすいという利点があります.しかし,指先にカメラを付けて文字を認識しようとすると,書体の違い,文字サイズの違い,指-文字間の距離による文字の大きさの違いといったことが問題となります.そこで,本研究ではそれらの違いを吸収できるシステムの完成を目指しています.また,将来の展望として,文章の翻訳や読み上げなどを考えています.
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弛緩整合法は,構造解析による文字認識の代表的手法です.漢字を含めた日本語手書き文字認識においては,カテゴリー数が多い,構造が複雑である,変形しやすい,といった問題点があります.本手法では,文字を多角形近似で特徴抽出し,近傍線分間のスプリング接続による弛緩演算により,柔軟な対応付けを実現し上述の問題を解決します.
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人にやさしい操作手段として,ペン入力によるオンライン文字認識が期待されています.本手法ではオンライン認識の統計的手法として,OCRで広く用いられる4方向パターンマッチングをベースとし,オンライン的なストロークの特徴量を融合することでより高い認識性能を得ています.
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8方向のエッジ画像から循環処理によって画像の特徴抽出を行うMAPマッチング処理により,文字を画像から切り出し認識するのではなく,探したい文字をマッチングにより抽出するという手法です.画像の複雑さに影響を受けることなく高速に処理することが可能であり,画像から表札のように目的の文字列を探す手法として期待されています.
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現在までに文字認識の研究は数多く行なわれていますが,その多くは文字が歪みをうけていないという前提のもとで行われています.しかし,カメラで撮影した画像の場合はこの前提が成り立つことは少なく,文字が何らかの歪みをうけている場合が多いと思われます.そこで私たちは,幾何学的歪みをうけた文字列を逆透視変換を用いて歪みを補正し,認識する手法について研究を行っております.
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近年,ボタンやリモコンにかわる人間からコンピュータへの新しいインターフェース入力の実現に関する研究が行われています.そこで我々は視線によるインターフェースシステムの構築を想定して,目の特徴点抽出によるリアルタイム視線認識の研究を行っています.
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本研究ではサラウンディングカメラシステムによりコンピュータと人間とのインタラクティブなインターフェースシステムの構築を目指しています.このシステムでは,モニタの上下左右の四箇所にカメラが設置されており,この4台のカメラの画像情報から顔向きによりユーザーの注目点推定を行い,モニタ上でのポインタコントロールなどに用いることができます.
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