カメラを用いた計測を行い、プレス部品の非接触かつ、高速、高精度な計測システムを提案する。
↓計測部品(一部)↓
↓計測装置↓
計測は三角測量の原理で行う。
カメラとレーザーを用い、カメラから取得できる画像内からレーザー上の座標を取得することで、三次元計測が可能である。
最初に、本研究で用いるするレーザー光切断点について述べる。
画像内から求めるレーザー光切断点は下図に示す。
この画像から取得できる切断点2点は穴円周上の座標であるといえる。
そこで、本研究では、穴円周上の座標から計測を行う。
しかし、円を特定するのに、円上の座標2点では不足しているので、回転テーブルを用いた計測を行う。
回転後に取得した三次元座標は回転量が既知の場合、回転前の状態の位置に復元することができる。(下図)
回転後に取得した座標を、ある状態の位置に復元することで、
その状態時の穴円周上の座標を3点以上得ることが出来るので、円を一意に決定することが出来る。
上記の方法で計測することが可能なのか実験を行った。
現段階では、1mmから2mmの誤差で計測できている。
今後は、 高精度計測システムを目指し、今後さらに精度向上を図っていく。