顔向きに最適な顔検出を行うことにより、顔方向推定の改善方法について研究を行っている。
+++ 処理の流れ +++
□顔周辺領域の検出
□顔周辺領域から顔領域検出
□顔方向推定
□顔周辺領域の検出
HOIP顔画像データベースで作成された顔データベースを用いて平均顔データを作成し、これらを使用してテンプレートマッチングを行う。顔方向は水平方向で扱う角度は−30度から30度の10度間隔のデータを使用し、垂直方向では−30度から30度の15度間隔のデータを使用し顔検出を行った。
□顔周辺領域から顔領域検出
個人による顔領域サイズの違いや、顔の方向を上下に動かした場合でも画像から得られる顔領域のサイズは異なる。よって、これらを考慮して顔向きを推定するために有効な顔検出を行う必要がある。そのため、私たちは画像解像度を変化させることにより、個人の特徴の吸収を行い、また詳細サーチすることによって顔領域を検出した。
□顔方向推定
線形判別分析で得た写像行列により判別空間へ投影し、判別空間上の各クラスの平均ベクトルとの距離が最小となる顔方向を推定結果とした。
Research