リハビリテーション支援システム

リハビリテーション支援システム

1.リハビリの現状

 片麻痺患者はリハビリテーションをすることでその症状を軽減することができる。しかし、現在の法律では、発症から180日を過ぎた患者は病院でのリハビ リテーションが制限される。したがって、病院以外でもリハビリテーションを行うために、過程でリハビリテーションを行うシステムが必要である。

2.解析方法


 片麻痺患者が一人でマーカーを適切な位置に装着することは難しいため、肌領域を特徴として解析を行った。利用者のズボンの裾を捲ることで露出した頭部と 足部の領域を抽出した。抽出した各領域の重心、最大最小各X,Y座標を歩容のパラメータとした。各足の最大Y座標の変化と接地時刻を比較すると、各足の最 大Y座標の波形のピークの直後に表れているため、ピークの時刻から接地時刻を推定できる。
 


3.指摘方法

 片麻痺患者の跛行の特徴は、頭部や足部が外側に振れる、各足の立脚時間が異なる、左右で軸足の歩容が異なるなどがある。そして、それぞれの特徴に対して、頭部・足部指摘、歩行リズム指摘、重層指摘
を行った