山田 智輝

氏名 山田 智輝
学年 修士1年
研究タイトル DeepLearningを用いた筆者の筆跡推論と文字生成の研究
学会投稿歴 ・第22回知能メカトロニクスワークショップ
"変分オートエンコーダを用いた筆跡特徴抽出における平仮名生成の研究"
・平成29年 電気学会 電子・情報・システム部門大会 Student Session
"Propose Character Generation in Handwriting Feature Extraction using Variational AutoEncoder"
・The 14th IAPR International Conference on Document Analysis and Recognition(ICDAR2017)
"The Character Generation in Handwriting Feature Extraction using Variational AutoEncoder"(Main Conference PosterSession P3-2)

内容

 一般的に筆跡鑑定の際には、筆者が分かっている文字Aと、同じ種類だが筆者が分からない文字Bを用意します。そして、文字Bの筆者が文字Aの筆者と一致するかを鑑定します。しかし、必ずしも同一文字を用意できるわけではありません。異なる文字同士の筆跡鑑定は容易ではありません。そこで、本研究では、DeepLearningを利用した筆跡推論と文字生成の技術を開発しています。

文字の生成例

 本研究では、Variational Auto Encoderを使用しています。文字は、筆跡等の特徴とクラス(何の文字なのか)
から成り立っていると仮定します。勿論、私たちは筆跡等の特徴を知らないので、特徴を推論するモデルが必要になります。そこから得られる特徴と既知のクラス変数を用いて文字を生成します。
 画像生成の流れ 

このネットワークモデルを、入力された平仮名の筆跡特徴を保持した、異なる種類の平仮名の生成の実験を行っています。

平仮名の生成結果
生成モデルにおいて、ラベルデータを切り替えて生成された平仮名が上図で示されています。平仮名の特徴を捉えることができ、平仮名の生成に成功していることが分かります。