とても有名なコメディ。はじめて見た時は大笑いしながら見た。私は コメディは字幕ではなく吹替えで見た方がいいと思っているのだが、 この時もやっぱり(本当は間違えて)吹替えで見た。2作目は字幕のビ デオを、3作目は確か映画館で見たので、字幕がいけなかったのか本 当に面白くなかったのかわからない。でも、いまでもレスリー=ニル センのビデオが置いてあると借りてしまう。 そんな笑えないのに、やっぱり次も借りてしまう。パロディのパロデ ィなど、いまいちだろうと思いながら、新作を見つけるとやっぱり借 りてしまうだろう。 それはともかく、この裸のガンを持つ男は最高におもしろかった。
3人のおばあさんの物語。海辺に住んでいてゆったりと時は過ぎてゆ く。私はどんなおばあさんになろうかと考えた。やさしくていつもニ コニコしていたのが、そのしわの形で分かるおばあさんもいたけれど その人はもう本当にただのおばあさんに見えた。何時もツンツンして いて、皆の調和を乱すおばあさんはいやな人に見えたけれども、でも 女の人に見えた。 どっちが良いかは分からないけれど、魅力ある年のとり方をしたいと 思った。
お薦めの戦争映画。まあそんなに戦争映画を観てるわけでは無いんだ けれど、私が観た中では一番真実の辛さがあったようなきがした。 綺麗ごとでない辛さが。いつだったかNHKで放送されていたアメリカ の番組で、ベトナム戦争だったとおもうけれど、それのドキュメント 番組で兵士が言っていた言葉は本当に淡々としていた。『...その 友達が死んだ次の日、そいつの分の朝食を用意してるんだ。知ってい たのに。』別に突き刺すような言葉では無いけれど、本当の持つ重み で8、9年たった今でも私の心に残っている。 もちろんこの作品はフィクションだけれど、一番本当に近い気がした。 変にドラマチックじゃ無かったせいかも知れない。
可哀想な映画。残された者の傍らからは、ただ苦しみだけが離れない。 主人公の強い意志はイコールかたくなな心。かたくなな心は周りを巻 き込んで不幸を呼ぶ。幸せになれたはずなのに、と主人公の夫は言う が本当にそう。主人公が娘の父親に逃げられた理由が分かる気がする。 けれど、かたくなな心ではかたくなな心をやわらげる事はできない。 海辺でのピアノの演奏のシーンはきれいだけれど、ちょっと切ない。 けれどピアノを弾いている人の指はどうしてあんなにきれいなんだろ う。凄く惹かれる。
(ここから先は観てない人は読まない方がいいかも。) 知りたいのは、最後主人公の意志が敗けたのかどうかということ。あ んなにかたくなだった心が和らいだのは敗けたからなのか、そうでは 無いのか。ただ言えるのはもし彼女が喋る事をやめた6歳のころなら 彼女の意志どうりに今もずっと静かに漂っているだろうという事。
ダスティンホフマンが主演(主演はショーンコネリーだったかも)の 一見チラシを見るとコメディ映画。家族全員が泥棒という設定とチラ シのなんとなくおかしそうな雰囲気で勝手に想像をしていった自分が 悪いのだけれど、内容は実はシリアス。結構重い。私はダスティンホ ホフマンが好きでまあそれだけでひいき目にしてしまうから実際おも しろかったのかどうか。話のストーリーは覚えているけれど、何を思 って観ていたか思い出せないから実はあんまり書けない。 でもホフマンとコネリーはよかったなあと思っていたと思う。
4話からなるオムニバス形式の物語。4話目がタランティーノが監督 している。3話目も”ティルドーンフロムダスク”で確かタランティ ーノと組んだ人だ。うーん。名前が思い出せない。思い出したら後か ら訂正します。正直な感想を言えば4話目は無かった方が良かったん じゃないかと思った。それは4話目がつまらなかったからでは決して なくてその逆。4話目だけが他の3話から浮いてしまっていた気がす る。もちろん他の作品がまずかったわけではなくて、4話目の『ハリ ウッドから来た男』だけが一話完結をしていたから。他のストーリー と関連していなかったという意味ではもちろん無い。O.ヘンリーの短 篇のように完結していた。この作品のパロディーの元になった映画を 観ていないのがちょっと残念。また機会があったら観ようと思う。タ ランティーノのセリフの『ファッキングッド』も気に入ってしまった。 (全然お上品な言葉ではないのであまり心の中でも使わないようにと 思ってはいるけれど。) 3話目の作品はちょっと”アダムスファミリー”とイメージが重なる。 1、2、3話はこれはこれで結構好みの作品達。
ホラーコメディ(?)。そんなすごい映画では全然ないけれど、なぜか 好きな映画です。実はこれはTV放映されたものを見たんだけれど、コ マーシャルに移る時に『フライトナイト、フライトナイト♪』と入る のが妙に気に入ってしまった。そのフレーズは映画の中の吸血鬼番組 で使われるもので、本当の映画にはそんなにたびたびは出てこないだ ろうものなんだけれど、きっと、TV放映した時のプロデューサーかデ ィレクター(よく分からないんだけれど)も良かったんだろう。 見たのが古いので筋は覚えて無いんだけれど、バランスのよくとれた 作品だったという印象がある。
久々に映画を見てこんなに笑った。特に映画館でこんなに笑ったのは 初めてじゃないだろうか。アニメと実写の合成というと有名な所では ”ロジャーラビット”があるが、あれはアニメの世界に人間が入り込 んでいく感じだし、こちらは現実にアニメの出来事が起こったようで 可笑しい。ジム=キャリーの演技がやはり決めてだったんだろう。 しかし、彼のこの作品以降の出演では、変身後の動きをずっと生身で 演じていていまいちだ。 一躍有名になったがこれからレスりー=ニールセンのような道をたど る事になるんだろうか。もしくはさっさと飽きられてしまうか。 まあ、とにかくこれは久々のヒット!といえる映画だった。
深夜のTVで何度も放映されているので、何度も見て今では笑いながら は見なくなったが、3回目までくらいは笑いながら見ていた。 今ではトム=ハンクスといえば演技派俳優として活躍しているが、あ の頃はトム=ハンクスの映画と言うだけで面白い事が保証されている ような気がした。 もっともこの映画はスピルバーグ監督作品なので俳優だけでなく監督 がもちろん良い。うまい所にビシッビシッと入って来るから、次に何 が来るか分かっていても笑ってしまう。 笑いの要素だけでなく、ストーリー的にもちゃんと出来あがっている。
とても、テンポのいい映画。まず音楽がたまらない。 ストーリーはそんな凝っているわけではなく、テレビドラマ的な感じ がしたが、それを承知で作っているような所がまたいい。 謎解きも『バーン、実はそうだったんだ!』的ではなく見ている人を 平均するとそのちょっと先を行ってるくらいで、謎解きが売りじゃ無 いよ、とはっきり言ってる感じがしていい。 やはり良かったのは全体のテンポ。つまらない映画になってしまいが ちなのに、見ていて大変気持がいい。また、ラストも『お決まり!』 といった感じがはまりました。
この映画はずいぶん昔の作品。リアルタイムで知っているわけではな く、もちろんビデオ。原則としてこのページでは昔の名作は載せない でいようと思ってたんだけど(きりが無くなるから)、恋愛映画でお薦 めな物があまりにも思い当たらなかったため、書いてます。でも、私 が見たのもずいぶん昔なため題名もひらがなでよかったか自信があり ません。 でもストーリーについてははっきり覚えていて、演技の仕方とかテン ポはいかにも古いんだけど、恋愛映画にはつきものといっていい、じ れったさがたまらないです。雰囲気もすごく良かった。本当に私なん かがこんなところでコメントするのがもうしわけないくらい恋愛映画 の名作。
これも昔の作品。効果音とかはやっぱりすごく古い感じがするけれど、 それを差し引いても充分楽しめる。昔の作品でいわゆる名作といわれ る物は、それだけで面白いような気がしてしまけれど本音を言うとあ んまりだな、と思うものもあるけれど(私には、と限定しておく)こ れは結構いける。もちろん古いフィルムというだけで雰囲気が増して いるのがいいというのもあるかも知れない。
なんとなく小説の匂いがするサスペンス。
フワフワとした、きれいな映画。場所や時のあちらこちらに行ったり 来たりをふわふわと楽しめる。普通あれだけころころと場面転換され たら疲れそうだけど、全然そうじゃない。気持いい。ストーリーも一 本のまっすぐしたものでは無くてちょっと悪戯心というか曲がったも のになっている。 後、特筆すべきは主人公の中学時代を演じていた女の子が可愛かった 事。中学生にしてはちょっと可愛すぎるんじゃないの?と思ったりも したけれど可愛い子だったから男の子が何にもいわなくっても、そりゃ あ惚れてるだろうというのが伝わって来る。 『やっぱり照れ臭くってこの手紙は出せません』という最後のセリフ がこの映画の雰囲気を出し切っていて、頭の中に残っている。
この映画は映画館で観たから今から3年前?4年前?に観た。フラン ス映画でいかにもフランスっぽかった。建物も部屋も街も雰囲気があっ て映画自体がフランス語の響きをもっていた。 でもこの当時の私にはまあまあの感じしかなかったけれど、最近になっ て急にもう一度観てみたいと思う。綺麗すぎて本物感がなくていまい ちこちらに来るものがなかったんだけれど、今主人公の苦しさをもう 一度味わってみたいと思う。
スティーブン・キング原作の映画。ビデオで2巻ある長編のわりに、 見ていて疲れない。キング原作の映画のホラー(サスペンスかもしれ ない)の中では結構良かった。 何かが起こった。何かが来る。という予感だけのはずなのに、どうし て飽きなかったんだろう、と不思議なくらいだ。 ただ残念だったのは、最後のCG。あれで一気に作りごとの世界になっ てしまった。仕方無いとは思う。ストーリー上CGを使わないわけに はいかなかったんだろうし、予算等考慮にいれるなら。こういう失望 感は日本映画の”スウィートホーム”を思い出す。影だけで追って来 る時は本当にすごく恐かったのに、実体を出してしまったせいで、拍 子抜けしてしまった。 けれどまあ、最後ちょっと目をつむるならば、いいドキドキの映画だ。
私の好きなダスティンホフマンがでている映画。確かこの映画の公開 時は”カクテル”も公開されていて、私の周りではトムクルーズが出 ているというだけで比較の対象にされてあんまり面白くない、との評 価を得ていた。 私の学校のクラスメートに障害者では無いのだけれど、『レインマン』 によく似た子がいて、本当によくあんな風に演じれるものだと感心し て観ていた。 ストーリー的には確かに特別な映画では無かったけれど、あのダステ ィン=ホフマンの演技だけで充分記憶に残る作品。
タランティーノの作品だが、本当に日本のヤクザ映画の雰囲気がある。 最初から最後まで監督しだいで、映画はこんな風にも作れるといった 感がたっぷりの映画だった。独特の雰囲気を持っていてワンシーンワ ンシーンが絵になる。派手なアクションがあるでもなく、もちろんお 金をかけてあるわけでもないが、良い映画を撮るためにはそれらは必 須条件ではないことを教えてくれる(もちろんそういう映画は他にも 沢山あるけれど)。でもラストシーンはきらい。一番起こって欲しく なかった事が起こってしまった。とても辛い。ほんとに辛い。辛くて 悲しい。 あとこの映画で特に言いたい事はティム=ロスがかっこよかったこと。 彼はタランティーノの常連でいろんな作品に出ているけれど、この映 画が一番カッコ良かった。特に空き地で練習をしているシーンなんか は最高だった。
何時間だったかははっきり覚えてないけれど、長編映画。 何が良かったかってそれは音楽。映像と音楽で画面から独特の匂いが ただよってきてた。 特に記憶に残っているのは少年時代のケーキとバレリーナ。私はあの 頃のアメリカをもちろん知っているわけではないけれど、古き良きア メリカがある。 あの音楽を思い出すだけで、あの映画の中に引き戻されるような気が する。